2013年06月28日

エコキュート!

こんばんは、デンボウでございます。

最近、エコキュートについて非常に多くのお問い合わせをいただいております。
お見積り依頼、メーカーや機能について多岐にわたっております。
これも来年4月に施行される予定の消費税8%が関連していると思われますが、
これに乗じ、地域販売店のみならず、様々な会社が積極的な営業を行っております。

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その中で、ホームセンターさんのチラシ・見積内容についてお問い合わせがありました。
お客様のお宅は、給湯専用の電気温水器を15年前に取り付け、
3年前に浴室を在来からシステムバスにリフォームされたとのこと。
温水器もそろそろ替えなきゃと考えていた時に、
オープン価格フルオートタイプのエコキュートと標準工事で440,000円という
チラシを見て見積もり依頼したとのことでした。
しかし、実際に見積もりすると580,000円。
なぜ??というお問い合わせです。

これは、標準工事の内容が限りなく安く上がる方法を見積もっているというものでした。
そもそも含まれているのは
1.商品本体(オープン価格商品=のため定価は不明、もちろん卸値は想像できますが・・・)
2.標準工事費 = 据付工事、電気工事、既設管との接続工事

もっとも注目して頂きたいのは、「既設管との接続工事」です。
給湯専用からフルオートタイプにする場合、追い炊き湯はり管の新設が必要になることがほとんどですが、
ホームセンターの標準工事は、すでにフルオートタイプのガスまたは電気給湯器を使用していることが前提です。
今回は、湯はり管の新設、浴槽の開口などをプラスしたため、金額が大きくなっていたわけです。
また、「電気工事」についても、リモコン配線は既設を使用することが前提、
そしてエコキュートを使用するための時間帯別電気契約であることも前提になっていました。
今回、リモコン工事と時間帯別電気契約に変更するための工事も新設で含まれていました。

そして・・・見積担当者が何を思ったかはわかりませんが、6人家族のお宅に370リットルサイズを提案していました。
370リットルは、通常3~5人用で6人家族のお宅にはお薦めできません。
ましてや女性が4人いるお宅ですし、「足りなくなりそうなら昼間沸かせばいいから」って言われたから・・・
それでは深夜電力を有効に使うことができず、もったいないです。
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ぜひ、これからエコキュートやIHの導入をお考えの皆様には、知って頂きたいことを記載します。
「お、安い」なんて簡単に見積してもらうと、えっ!?ということがあります。

1.まずはご希望を明確にしてください
  例 エコキュート ・光熱費を節約したい
              ・お湯はりや追い炊きなどの機能を使いたい
              ・地震に備えて、貯湯式給湯器を使用したい
              ・給湯圧を高めたい
             ・昼間でも沸き増しをしたい
     IH       ・止め忘れなどの火災リスクの解消
             ・お掃除を楽にしたい
             ・キッチンの窓が曇るほど熱がこもるのを解消したい
             ・広い調理場にしたい(60センチと75センチがありますのでご注意ください)  など
             
2.商品については、なるべく定価のあるものをお薦めします。
  オープン価格品が悪いということではありませんが、定価がある商品に比べ機能や性能が低いことがあります。
  品番をもとにカタログを確認頂ければ、現行品か否か、機能などを確認できます。
3.標準工事の内訳をあらかじめ店舗などで確認してください。
  例えば、弊社の場合、「標準設置工事費」「配管敷設工事費」「電気工事費(電気工事・リモコン工事)」というように
  それぞれ区別して記載しています。高所の場合などは、「レッカー工事」などの具体的な記載です。
4.今のご自宅の状況把握をまずはお願いします。
  ・エコキュート  普段お湯を使用する人数、男女比、年齢、頻度など
             ユニットバスか在来か(原則、在来でのフルオート使用はできないことが多いです)
             浴槽内に循環アダプタ(湯はり用)があるか
             給湯器を設置する場所があるか、温水器が既設であれば基礎は頑丈か
                      給湯管の経年数なども確認してください
  
             水道水か井戸水、山の水など水質の問題
  ・IH        ご自宅のアンペア数
             システムキッチン(コンロが組み込まれている)かそれともガス台(コンロが置いてあるだけ)
                     使用する方の年齢など(料理の頻度や内容により不必要な機能があることがあります)

これはごく一部ですが、こうした目的意識やご自分の状況把握で
本当に必要なものを必要なだけ購入することができると思います。
参考になれば幸いです。


今は色々な情報が錯綜していますが、オール電化は売れています。
東北大震災において被災された方が「今から導入したいもの」のベスト5の中に
「エコキュート」と「オール電化」が含まれています。(日経ビルダーより)
火事のリスク低減や住宅内装材の関係で新築のIH普及率はますます高くなっています。
リフォームにおいても、LIXILさんでは7:3でIH希望者がいらっしゃるということです。

こうした背景から、商品価格もかなり下がってきていますので、
定価商品であってもオープン価格品と同じような価格でご提供、工事が可能です。

また、できれば、地域の販売店をご利用いただいた方がアフターの面で安心です。
2009年の静岡沖地震で弊社は、他社(訪販、量販店など)で購入された100軒以上のお客様宅を
お客様ご自身またはメーカーや中部電力経由でご連絡頂き、訪問しています。

安い方がいいに決まっていますが、後で困るようでは困ります。
特に長期連休中・・・

ぜひ、お近くの販売店にも一声かけてみてくださいね。


情報が多く、まとまらずで申し訳ありません。。。


デンボウ 森田  

Posted by オール電化のデンボウ at 02:00Comments(0)オール電化のこと